アパ社長のニックネームで知られる元谷芙美子氏。派手な帽子とスーツをトレードマークに、自ら広告塔となってアパホテルを全国規模チェーンへと成長させました。社長業の傍ら大学進学をするなどの経歴を持っています。そんな元谷芙美子氏のエピソードや話題を調べてみました。
元谷芙美子氏とは
お茶の水女子大学に進学し、学校教員になることを夢見ていた元谷芙美子氏でしたが、父親の病気などを機に地元の信用金庫に就職しました。労働組合の会合にて元谷外志雄氏と知り合い、のちに結婚。1971年に夫・外志雄氏が起業した信金開発株式会社(現アパ株式会社)の取締役を経て、アパホテル株式会社取締役社長に就任しました。
アパホテルの社長となってからは講演を行ったり、自身の過去の経験から「強運」を売る「ふみこ携帯ストラップ」を販売するなど、自らを広告塔として活動していたようです。
「私が社長です」のキャッチコピーや派手な帽子・ミニスカートレディーススーツを正装とし、テレビCMなどメディアへの大量露出で有名社長となりました。この大胆な宣伝活動に賛否両論あったようですが、抗議の手紙には宿泊券を同封して返信するなど、ウィットに富んだ対応で集客に繋げたエピソードもあります。
アパホテルは全国規模のホテルチェーンへと成長を遂げ、今ではアパホテルネットワークが展開するホテル数は全国最大の500棟以上となります。
元谷芙美子氏の経歴
昭和22年 福井県福井市生まれ
昭和45年 元谷外志雄氏と結婚
平成6年 アパホテル株式会社取締役社長に就任
平成13年 法政大学人間環境学部入学
平成17年 法政大学人間環境学部卒業
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E8%B0%B7%E8%8A%99%E7%BE%8E%E5%AD%90より
社長業の傍ら、大学進学!
元谷芙美子氏はアパホテルの社長を務める傍ら、長年の夢だった大学進学を決意します。2001年、54歳で夢を叶え法政大学人間環境学部に入学し、2005年に卒業しました。
大学在学中は、秘書にノートを取らせるなどの社長ならではとも思えるエピソードもあったようですが、その後早稲田大学大学院公共経営研究科に入学。2006年には公共経営修士(専門職)を取得し、博士課程に進学しました。
また、東京国際大学の客員教授も務めており、学校教員になる夢も叶えたようです。
国難に立ち向かう姿勢!
アパホテルは政府や都道府県の要請により、コロナの無症状者・軽症者のホテルでの受け入れを行っています。2021年2月現在、全国で23棟ものホテルを貸し出しています、
一棟借り上げ方式となるため、一般宿泊者と軽症者などの宿泊が同時に行われることはないようです。また、医療従事者の宿泊についても半額で利用できるようにし、全力でサポートしていくと発表していました。
国難に立ち向かう姿勢は多くの国民から評価されています。
風評被害は免れられないかもしれませんが、国や国民のために尽力していることがわかりました。
まとめ
長年アパホテルの取締役社長を務めてきた元谷芙美子氏。人目を引く派手な衣装と帽子を身につけ自らが広告塔となり、自社ホテルを日本最大規模にまで成長させました。社長業の傍ら大学に進学、大学で教鞭をとるなど精力的に活動しています。また、コロナウイルスでの軽症者などをホテルで全面的に受け入れるなど、国難ともいえるコロナに対応しています。