かつてアメリカ経済誌「フォーチュン」で、“次代を担う世界の若手経営者25人”の1人に選出されたこともある松本大氏。現在は自らが設立したマネックス証券CEOを務めながら、株式会社東京証券取引所グループ取締役なども務めています。外資系企業に就職当初英会話が苦手だったエピソードや話題になった人気女子アナウンサーとの結婚など、松本氏にまつわる話を調べてみました。
松本大氏とは
1987年、時はバブル景気。東京大学卒業生は官僚や銀行に就職する人が多かったようですが、松本大氏は当時あまり人気の無かった外資系の証券会社へ就職したものの、英会話があまり得意ではなかった松本大氏は苦労をしたようです。英会話ができない部分は工夫で補っていたという松本大氏。英語が話せなくても、どうすれば危険から逃れることができるのかを工夫し学んだといいます。1994年、30歳になると、当時在籍していたゴールドマン・サックス証券で最年少パートナーに就任しました。その4年後、個人向けのオンライン証券取引を会社に提案するも難色を示され、自ら会社を辞めてしまいます。そして1999年に起ち上げたのがネット証券の草分け的存在となるマネックス証券でした。
松本大氏は東大出身。自ら証券会社を設立!
- 昭和38年 埼玉県出身。
- 昭和62年 東京大学法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券入社。
- 平成2年 ゴールドマン・サックス証券に移籍。
- 平成11年 マネックス証券を設立。
- 平成26年 女子アナウンサーの大江麻理子さんと結婚
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%A4%A7_(%E5%AE%9F%E6%A5%AD%E5%AE%B6)より
WBSの人気キャスターとの電撃結婚で話題に!
ワールドビジネスサテライトのキャスターだった大江麻理子さんとは、経済ラジオ番組をきっかけに出会ったそうです。それから半年後、当時大人気だった大江麻理子さんとの結婚発表は世間で話題になっていました。とあるインタビューでは「経済ニュースならまだしも、結婚についてですからね。お恥ずかしい」と答えることもあったようです。そんな松本大氏は幼いころからどんなことにでも興味をもつ性格だったそうです。自分に合うものを探すよりは、目の前にあるものを好きになろうとするタイプ。好きになればそのために時間を使うことになり、時間をかければ経験値も上がり仕事ができるようになる。すると大きな仕事も任せられるようになると松本大氏は考えているようです。
松本大氏の名言
松本大氏は数々の名言を残しています。いくつか気になったものをご紹介しましょう。
・将来、お金が足りない状態にならないための究極の備えは、自分の力をつけることに尽きる。
・フィードバックを得て、間違えたら、それを修正する。そのサイクルを早めるために「すぐやる」ことが大事。
・一番いけないのは、もう、いい球は行っちゃったから、来ないと思ってしまうことです。そうじゃない。またいつか必ず来るんです。
・いずれにしても生まれてきたんだから、自分という素材を使い切りたい、廻しきりたい、運転しきりたいと思っています。
次代を担う若手経営者に選ばれただけあるような言葉ばかりですね。自分の実力を磨いてきた松本氏のバイタリティが感じられます。
まとめ
松本大氏はインターネットに初めて触れたころから、金融の世界が変わるかもしれないと考え、自ら会社を起ち上げました。それが現在、ネット証券の草分け的存在といわれるマネックス証券です。今後の更なるネットの普及に対してどのような経営策をとっていくのか、松本大氏の行動に注目が集まっているようです。