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“ソーシャルゲーム界の風雲児”梶原吉広|gloops創業からシンガポールでの現在まで

Last Updated on 2025年9月11日 by admin

梶原吉広(かじわらよしひろ)氏は、株式会社gloops(グループス)の創業者であり、かつて社長を務めていました。2005年、広告代理店の有限会社グローバルメディアソリューション(後の株式会社gloops)を設立しました。初年度の売り上げを元に、インターネット事業に参入したそうです。

「大争奪!!レジェンドカード」など数多くの登録ユーザーを持つソーシャルゲームをヒットさせ、“業界の風雲児”として話題を集めた梶原氏の経緯などを調査しました。

梶原吉広氏とは?

ゲーム

ソーシャルゲームで世間に知られているgloopsを起業した梶原吉広氏。元々は梶原氏を含めた3名で創業した広告代理店だったそうです。そこで得た売上金でインターネット事業をスタートし、すぐに成功したわけではなかったようですが、2009年に「渋谷クエスト」というゲームを発表しました。当時はまだ「ソーシャルゲーム」という言葉自体が存在しない中、ものの数日で30万人の会員が集まったといいます。

梶原氏は業界の草分け的存在のようですが、普段はほとんどゲームをしていないそうです。そのため、自社の作品をユーザーに近い視点で見られたのではないでしょうか。

広告代理店からスタート!

  • 1979年 福岡県北九州市に生まれる
  • 2005年 有限会社グローバルメディアソリューション(後の株式会社gloops)を設立
  • 2012年 gloopsをネクソンに365億円で売却
  • 2014年 タレントの山本梓と結婚
  • 現在、シンガポールに拠点を置き、多角的に事業を展開しているそうです

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E5%8E%9F%E5%90%89%E5%BA%83

梶原吉広氏のゲーム紹介!

梶原吉広氏が開発に携わったゲームを紹介します。

<渋谷クエスト>

「渋谷クエスト」に触れずに梶原氏は語れません。渋谷クエストは2009年、携帯電話向けのSNS「REAL」でリリースされたゲームです。後にモバゲータウンでも提供されるようになりました。
同作の舞台は渋谷。敵を倒しつつ、敵キャラクターのコレクションを楽しむゲームです。課金要素もあり、ポイントを使うことで武器や防具のレベルアップが可能です。さらに、SNSに登録しているユーザーとマルチプレイもできました。まさに一世を風靡しているSNSゲームのパイオニアといっても差し支えないでしょう。

<大戦乱!!三国志バトル>

梶原吉広氏が関わったゲームの1つ、「大戦乱!!三国志バトル」。現在でも人気のある三国志で活躍した数々の武将・軍師を組み合わせてデッキを構築し、仲間と協力しながら連合軍(ギルド)同士で戦う「リアルタイムバトルゲーム」です。デッキを強化しつつ奥義などを駆使して戦い、仲間と共に天下統一を目指すというゲームです。
武将や軍師の壮麗なイラストは、著名なイラストレーターや漫画家たちが手掛けています。公式サイトには500枚を超えるイラストが公開されており、公式画集も出版されているので、その完成度の高さと人気ぶりがうかがえますね。

<大乱闘!!ギルドバトル>

梶原吉広氏が創業したgloopsが初めてリリースした大乱闘!!シリーズの、「大乱闘!!ギルドバトル」。他プレイヤーたちと協力しつつ、一番強いギルドを目指すバトルゲームです。ギルドメンバーたちと絆を深めながら、ギルドの仲間を増やしていくことがゲームを攻略するカギとなるでしょう。任務やイベントをこなして武器・防具を入手し、ギルド対抗戦で仲間と一緒に戦い勝利するという、友達とやると盛り上がりそうな作品です。
同ゲームは2010年7月にサービスを開始し、2017年におよそ7年4か月の歴史に幕を下ろしました。

<SKYLOCK(スカイロック)>

「スカイロック」は、梶原吉広氏が社長を務めていたgloopsが世に送り出した王道ロールプレイングゲーム。脚本家の渡辺雄介氏がシナリオを手掛けたアプリです。2,000種類以上の「魔者」たちの中からお気に入りの魔者を育て、最強パーティを編成し、世界を救う旅に出る…というまさに王道のゲームですね。ダンジョン探索型クエスト、コマンドバトルと様々な要素がありますが、シンプルな操作で育成を楽しめるようです。ファンタジーの世界観が好きな人におすすめのゲームでしたが、2022年1月に8年を超える歴史に幕を閉じました。

<大熱狂!!プロ野球カード>

梶原吉広氏が携わった「大熱狂!!プロ野球カード」は、2011年よりモバゲーにて配信されたゲームです。プロ野球選手のカードを集め、育成・強化することで自分だけのチームを作れるカードゲームだそうです。
強化したい選手カードに、ほかの選手カードのスキルを継承することで、レベルアップやスキルアップさせていくシステム。オーダー内では、選手のポジションや打順も自由に変えられ、自動オーダー設定で最強ナインを構成することも可能なのだとか。カードには選手の活躍する姿のほかサインもあり、ファンにとってはカードを収集するだけでも楽しいゲームだったのではないでしょうか。
同ゲームは2019年2月をもってサービスが終了し、約7年半の歴史に終止符を打ちました。

ジャパンドリームを手に!

シンガポール

梶原吉広氏は学生時代にイベント企画でDJなどをしていたといいます。彼は学生時代、服飾の専門学校に通っていたとのこと。gloopsをネクソンに売却した経営センスは、“ジャパンドリーム”を手にしたと業界では言われているようです。

梶原氏が経営していた時代のgloopsには、社内のありとあらゆる場所にホワイトボードが置かれていたそう。プランナーやエンジニアスタッフが通りがかった時、お互いのプロジェクトで何をやっているのかわかるようにする工夫だったようです。さらに、社内には隠すような情報はないとの考えから、職場はできる限りガラス張りにしていたというエピソードもあります。

私生活では、2014年に元グラビアアイドルでタレントの山本梓さんと結婚。その後、子どもが誕生しました。“ソーシャルゲーム界の風雲児”と称された梶原氏は現在、シンガポールで幅広い事業を手掛けているそうです。

梶原吉広氏のインタビュー記事はコチラ

とことん野球応援プロジェクト

梶原吉広氏は、「大熱狂!!プロ野球カード」などの野球のゲームにも携わっています。梶原氏は野球を非常に面白いスポーツだと思っているそう。野球のゲームを世に出すことで、野球好きはゲームでも楽しめて、普段あまり野球を見ない人にも親しみを持ってもらえると考えたようです。そして2012年に「とことん野球応援プロジェクト」を開始しました。
プロジェクトを通じて、MLB開幕戦の冠スポンサーとして協賛するほか、テキサス・レンジャーズや楽天イーグルスとパートナーシップ契約を結んでいます。また、gloopsシートプログラムを展開するなど積極的に活動しており、「とことん野球応援プロジェクト」は成功したと評価できるでしょう。

まとめ

たくさんのヒット作品を製作・発表し、ソーシャルゲーム業界黎明期から関わってきた梶原吉広氏は、ソーシャルゲーム事業とは異なる事業の展開について、すでに検討しているのでしょうか。

これからどんな話題が飛び出すのか、期待して見守りたいところです。

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